乾燥肌のスキンケアはどうすればいい?保湿ケアの基本と効果的な習慣

セルフケアナビ|スキンケア
2026/10/21 09:00
スキンケアをする手 イメージ

肌のカサつきやつっぱりなど、乾燥が気になることはありませんか。すこやかな肌を保つためには、洗い方や塗る順番、日々の習慣を見直すことが大切です。この記事では、肌が乾燥する原因や正しい保湿ケアのポイント、注目したい成分について解説します。

肌が乾燥する原因

肌表面の角質層には、水分を保ち外部刺激から肌を守る「バリア機能」があります。バリア機能が低下すると、水分が逃げやすくなり、肌の乾燥を引き起こします。それには季節や紫外線、日々のスキンケアなどさまざまな要因があります。

すこやかな肌と敏感肌の比較図

湿度・気温の低下(季節)

秋から冬は湿度が下がり、肌の水分が蒸発しやすくなります。皮脂の分泌量も減るため、顔だけでなく、すねや二の腕、背中など全身に乾燥が現れやすい季節です。
さらに、エアコンを使用した室内では空気が乾燥しやすく、肌のうるおいが失われる場合があります。

紫外線によるダメージ

紫外線を浴びると角質層のバリア機能が低下し、肌内部の水分が逃げやすくなるため、乾燥につながります。さらに、バリア機能の低下した肌は角質層のすき間ができ、紫外線などの刺激を受けやすくなり、しみ、シワなどに繋がり、肌トラブルスパイラルに陥ることも。

加齢による水分量・皮脂量の減少

年齢を重ねると、皮膚の水分量・皮脂量が減少し、角質層に水分をとどめにくくなります。
さらに高齢になると、乾皮症、乾燥性湿疹の症状が出やすくなる場合があります。

間違ったスキンケア(洗いすぎ・摩擦)

熱いお湯での洗顔や必要以上に何度も洗う習慣は、肌のうるおいを守る皮脂や保湿成分まで落とす原因となります。
また、汚れを落とそうとゴシゴシこすったりすると、角質層に負担がかかり乾燥を悪化させる場合があります。

乾燥肌を保湿するスキンケア方法

乾燥肌のスキンケアは、肌のうるおいを守りながらやさしく洗う「洗う保湿ケア」、水分を与え油分でフタをする「塗る保湿ケア」、紫外線から肌を守る「防ぐ保湿ケア」が重要です。

顔をタオルでふくイメージ

やさしく洗顔・クレンジング

乾燥肌では、うるおいを与えるケアに目がいきがちですが、うるおいを落としすぎない「洗うケア」も重要です。
洗顔時は40℃以上の熱いお湯を避け、ぬるま湯を使います。洗顔料を十分に泡立て、皮脂の多い部分から泡をクッションにして肌の上を転がすように手早く洗いましょう。洗浄料が肌に残らないようすすぎ、清潔なタオルをそっと押し当てて水分を拭き取ります。
皮脂汚れや前夜のスキンケアの酸化を防ぐため、朝も洗浄料を使用して洗うことを推奨しています。

化粧水・美容液で保湿

洗顔後は肌に残った水分が蒸発する前に、できるだけ早く保湿ケアを始めましょう。製品に記載された使用量を手に取り、手のひらへ軽く広げてから、顔全体を包み込むようにやさしくなじませます。頬や目元、口元など乾燥しやすい部分には、必要に応じて少量を重ねます。
化粧水をつける際は、肌を動かさない程度の力で、ゆっくり押さえることがポイントです。
美容液は、化粧水だけでは補いにくい保湿成分などを取り入れたい場合に活用できます。乾燥が気になる場合は、アミノ酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分に注目しましょう。

乳液・クリーム

化粧水で角質層にうるおいを与えた後は、乳液やクリームを重ねます。油分を含むアイテムで肌表面を覆うことで、うるおいを保ちやすくします。
適量取った乳液またはクリームを、両頬、額、鼻、あごに置き、顔の中心から外側へやさしく広げましょう。目元や口元など特に乾燥する部分には、重ね付けで。
乳液は比較的みずみずしく広げやすく、クリームは油分が多く、しっとりした使用感の製品が一般的です。肌状態や季節に合わせて使い分けるとよいでしょう。

日焼け止め

日中は紫外線から「防ぐケア」も重要です。紫外線は季節を問わず降り注ぎます。さらに、屋内にも入りこむため日焼け止めを使用し、日常的に対策を続けましょう。
使用後は、メイク落としや洗浄料で丁寧に洗い流し、洗い残しによる肌トラブルを防ぐことも重要です。

からだの乾燥が気になる人へ|お風呂と保湿のポイント

顔と同じく、からだの乾燥対策も大切です。熱いお湯や長時間の入浴は皮脂や保湿成分を落としやすいため、お風呂はぬるめの温度に設定しましょう。
からだを洗うときは洗浄料をよく泡立て、手ややわらかい素材を使ってやさしく洗います。入浴後は、タオルで軽く押さえるように拭き、できるだけ早くローションや乳液、クリームなどをなじませましょう。

保湿ケアで選びたい成分

保湿成分は、角質層の「水分をつかんで保つもの」と、肌表面を覆って「水分を閉じ込めるもの」があります。役割の異なる成分をバランスよく取り入れることが大切です。

水を手ですくうイメージ

水分をつかむ成分

角質層の水分を保つ代表的な成分には、アミノ酸やヒアルロン酸、グリセリンなどがあります。特にアミノ酸は、肌の天然保湿因子(NMF)の構成分のひとつとして角質層内部のうるおいを保つのに重要な役割を果たします。
ヒアルロン酸も多くの水分を抱え込む性質があり、肌へうるおいを与える成分です。グリセリンには周囲の水分を引き寄せて保つ働きがあり、多くの化粧水や乳液に使用されています。

水分を閉じ込める成分

水分の蒸発を防ぐ成分には、ワセリンやシアバター、スクワランなどの各種油性成分があります。これらは「エモリエント成分」と呼ばれ、肌表面を油分の膜で覆い、角質層から水分が逃げるのを抑える役割を担います。
ワセリンは肌表面を保護する働きに優れ、シアバターはしっとりとした使用感が特徴です。スクワランは皮脂にも含まれるスクワレンに由来する成分で、比較的なじみやすく、なめらかな感触を与えます。

保湿力を高めるための内側からのケア

乾燥肌をすこやかに整えるには、睡眠や食事などの生活習慣にも目を向けることが大切です。肌の健康を支える習慣として内側からのケアも取り入れてみましょう。

食事のイメージ

質の高い睡眠をとる

睡眠中は、肌を含む体の組織の修復や新陳代謝が行われます。睡眠不足は、肌のターンオーバーやバリア機能に影響し、乾燥を招くことがあります。
毎日なるべく同じ時間に眠るよう心がけましょう。入浴やストレッチでリラックスし、就寝前のスマホ使用を控えることが、より良い睡眠につながります。

食生活を整える

肌をすこやかに保つには、バランスの良い食事も大切です。肉や魚などに含まれるタンパク質は肌の材料となり、魚やナッツ類などに含まれる良質な脂質はバリア機能を支えます。緑黄色野菜や果物などからビタミンA・B群・C・Eも取り入れ、主食・主菜・副菜をそろえた食事を基本にしましょう。

乾燥肌のスキンケアは、続けられることから一歩ずつ

肌の乾燥には、季節や紫外線、加齢、洗い方など、さまざまな要因が関係しています。保湿ケアでは、肌をやさしく洗い、角質層にうるおいを与え・フタをして保つ、そして紫外線などの外部刺激を防ぐことが重要です。
無理なく続けられるケアで、すこやかな肌へと導いていきましょう。